2004年 08月 12日
加山雄三「リオの若大将」 |
BYRDさん(?)の"BYRD'S SELECT MUSIC"からのTBです。
若大将シリーズの中で音楽的には最高傑作との呼び声も高い作品です。
加山オリジナルのボサノウ゛ァにガレージ、サンバにラウンジ、
中尾ミエの一人GSなど、60年代の音楽てんこもりです。
加山や中尾のガレージはZombies辺りのモッズテイストばりばりで
特に加山のオルガンのソロは聴きごたえあります。
また試験前のノートのコピーをするべく入って来たお店が
何故かサイケなゴーゴー・バーになっていたりと、
お話もつっこみどころ満載の60年代のモンドな感じです。
ちなみに加山のバックバンドとして出演していたGSバンドのランチャーズのギターは
あの喜多嶋舞のお父さんです。
ギタ−、うまいです。
加山雄三は日本で最初のシンガーソングライターとして
もっと評価されるべきだと思うのですが、どうもイメージ的に損している感じです。
若大将シリーズはお話は全編に亘ってほぼ同じで、
若大将の取り組むスポーツを変えているだけという、恐るべき金太郎飴状態ですが
だからこそ若大将が永遠の若大将であり続けるのだと思います。
シリーズを見続けていると、最初のうちは話がどれも同じなのと、
若大将が嫌みなまでに好青年なのと、うまく行き過ぎる話の展開にうんざりしますが
何話も見ていると、だんだんそれもありなんじゃないかと思えてくるんですね。
スポーツも音楽も恋愛も仕事も、全てがうまくいく好青年であり続ける。
若大将が試合で負けたり、スミちゃんに振られたり、就職活動を失敗したり、
リストラに遭ったりしちゃいけないんです。
右肩上がりの、オイルショックもバブル経済崩壊も経験していない
イノセントな60年代を象徴する映画として、大ありだと思う訳です。
日本全体が変に世間ずれしてしまってから、この映画シリーズは幕を閉じる訳ですが
若大将の時代が幻想になった今だからこそフィクションとして
この映画を別の視点で楽しめるのではないかと思ったりします。
若大将シリーズの中で音楽的には最高傑作との呼び声も高い作品です。
加山オリジナルのボサノウ゛ァにガレージ、サンバにラウンジ、
中尾ミエの一人GSなど、60年代の音楽てんこもりです。
加山や中尾のガレージはZombies辺りのモッズテイストばりばりで
特に加山のオルガンのソロは聴きごたえあります。
また試験前のノートのコピーをするべく入って来たお店が
何故かサイケなゴーゴー・バーになっていたりと、
お話も
ちなみに加山のバックバンドとして出演していたGSバンドのランチャーズのギターは
あの喜多嶋舞のお父さんです。
ギタ−、うまいです。
加山雄三は日本で最初のシンガーソングライターとして
もっと評価されるべきだと思うのですが、どうもイメージ的に損している感じです。
若大将シリーズはお話は全編に亘ってほぼ同じで、
若大将の取り組むスポーツを変えているだけという、恐るべき金太郎飴状態ですが
だからこそ若大将が永遠の若大将であり続けるのだと思います。
シリーズを見続けていると、最初のうちは話がどれも同じなのと、
若大将が嫌みなまでに好青年なのと、うまく行き過ぎる話の展開にうんざりしますが
何話も見ていると、だんだんそれもありなんじゃないかと思えてくるんですね。
スポーツも音楽も恋愛も仕事も、全てがうまくいく好青年であり続ける。
若大将が試合で負けたり、スミちゃんに振られたり、就職活動を失敗したり、
リストラに遭ったりしちゃいけないんです。
右肩上がりの、オイルショックもバブル経済崩壊も経験していない
イノセントな60年代を象徴する映画として、大ありだと思う訳です。
日本全体が変に世間ずれしてしまってから、この映画シリーズは幕を閉じる訳ですが
若大将の時代が幻想になった今だからこそフィクションとして
この映画を別の視点で楽しめるのではないかと思ったりします。
by mayu_october
| 2004-08-12 13:57
| 音楽